手賀沼といえば葦原が思い浮かぶ。沼を代表する植物。「人間は考える葦である」とパスカルが言った、あの葦だ。
ヨシとも呼ぶが、アシが「悪し」に通ずるので、逆にヨシというらしい。この呼び名の方がポピュラーかも知れない。
春に芽生え、次第に育って、夏には緑濃く成長し、秋に枯れてきて、冬は枯れ葦になる。1年を通じて、変化する。その様子を追ってみた。
【芽吹く〜4月】
枯れ葦だが、足元に少し新芽が出始めている。(2006年4月24日)
一面芽吹く。冬に枯れ葦を焼いたため、芽が出やすくなっている。(2006年4月24日)
冬に枯れ葦を焼いたときに、焼け残ったものが点々と島のように残っている。(2006年4月24日)
若い葦。緑も鮮やか。(2006年4月29日)
焼け残った枯れ葦の部分は、枯れ葦がじゃまをして新芽が育ちにくいようだ。(2006年4月29日)
大津川の中ほどの島にに生えた葦。水量が多いのでほとんど水につかっている。(2006年4月24日)