大津川の蒸気霧

 手賀沼に流れ込む大津川で、冬の寒い朝、蒸気霧が発生する。
 相対的に暖かい水面上に冷たい空気が流れ込むと、霧が発生するが、これを蒸気霧と呼ぶ。冬の天気のいい朝は、空気は冷え込むが、川の水はそれに比べて温かい。それで、蒸気霧が発生する。
 川から湯気のように霧が出て、わずかな風に乗って、周囲に広がる。ちょうど日の出の頃で、日が出てくるとまもなく消える。水面は鏡のように静かで、それを乱すものは水鳥だけだ。

天気のいい早朝。川から湯気のように霧が出て、微風に流されていく。

(2005年12月11日)

(2005年12月11日)

水面は鏡のようで、静寂。

(2005年12月11日)

朝日が出てきて、枯れ草を照らし始める。

(2005年12月11日)

(2006年3月8日)

小ガモが一羽、静かに泳ぐ。

(2006年3月8日)

日もだいぶ昇ってきた。このころにはもう霧も薄くなる。

(2006年3月8日)

2006.3 作成